ヘッダの設定をセキュアにする

前提知識:HTTP ヘッダ
対象の脆弱性:いろいろ

HTTP レスポンスヘッダには、セキュリティに関するものが多くあります。 より安全になるよう設定していきましょう。


セキュリティに関するヘッダ一覧

名前 内容
Content Security Policy 別のドメインからの、ファイルの読み込みの許可等の設定を指定する Content-Security-Policy: default-src ‘self’
     
Strict-Transport-Security HTTP でなく、HTTPS の通信を強制できる Strict-Transport-Security: max-age=3600
X-Frame-Options ブラウザがそのページを <frame><iframe><object>で利用していいかを設定する X-Frame-Options: deny
     
X-XSS-Protection ブラウザが XSS を検知して、ブロックをするかを決めるもの X-XSS-Protection: 1; mode=block
Access-Control-Allow-Origin 別のサイトからのアクセスを許可するかを決めるもの Access-Control-Allow-Origin: <origin>

推奨の設定

Content Security Policy

Content Security Policy は最低限で設定すべきです。

Content-Security-Policy: default-src 'self'

Strict-Transport-Security

Strickt-Transport-Secruity は有効になるよう設定すべきです。

Strict-Transport-Security: max-age=3600

X-Frame-Options

X-Frame-Options は最低限で設定すべきです。 必要がなければ、DENY または SAME ORIGIN を推奨します。

X-Frame-Options: deny

X-XSS-Protection

X-XSS-Protection は有効になるよう設定すべきです。

X-XSS-Protection: 1; mode=block

Access-Control-Allow-Origin

Access-Control-Allow-Origin は最低限で設定すべきです。 必要がなければ、<origin> または無設定を推奨します。

Access-Control-Allow-Origin: <origin>