共通鍵暗号方式
共通鍵暗号方式とは、暗号化と復号で同じ鍵を利用する暗号方式である。
→ 送信者と受信者が事前に共通鍵(秘密鍵)を共有する必要がある。
共通鍵暗号の例
シーザー暗号(脆弱)
シーザー暗号とは、平文をアルファベット順に共通鍵分ずらす暗号方式である。
カエサル(Caesar)1という偉人がつかったことで有名である。
すぐに破られてしまうので、シーザ暗号は使うべきではない。
AES: Advanced Encryption Standard
AES とは、現在最も利用される共通鍵暗号方式である。
アメリカ国立標準技術研究所(NIST)が標準化した。
とりあえず何か共通鍵暗号を利用したい場合は、AES を使うといい。
共通鍵暗号のデモ(AES)
共通鍵暗号の特徴
メリット
- 高速
デメリット
- 必要な(共通)鍵の数が多い
- 共通鍵暗号は相手ごとに鍵を作成する必要がある
→n 人が相互に暗号通信するのに、必要な共通鍵数は n(n-1)/2
- 共通鍵暗号は相手ごとに鍵を作成する必要がある
- 漏洩せずに共通鍵を配送することは難しい(鍵配送問題)
- そもそも共通鍵を安全に配送できるなら、平文も安全に配送できるはず
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ブルータス…お前もか……… ↩